『NAOTO FUKASAWA』(PHAIDON)刊行記念対談
深澤直人 × 原研哉 ─ デザイン漬け ─
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200705/_07526.html
深澤さんの考えるデザイン、原さんの考えるデザイン、そして自分の考えるデザイン
それぞれ違っているし、それらを理解しきることなんてできないと思う
でもそこにはやっぱり共通な部分がある気がする、とても興味をひかれる
デザインするものを中心に考えるのではなくて、
そのものが使われている環境や場面をイメージして、
そこから論理的にそのもののあるべき形を考えていくとういう視点はものすごく素敵だ
デザイナーでなくてもデザインを必要とする機会は多い
とくにビジュアルな表現をつくるということではないデザイン
そういうものをうまく考えられるようになりたい
デザインに対する敷居をもっと引くくしてほしいと思っている
だから本が9千円とかするのは、ちょっとなあと思う
でもこういう対談に誰でも参加できるというのはすごくいい
以下、メモ
2007/05/26 18:43:29
深澤直人 * 原研哉
- にんじんジュースをこぼしてJRのトイレで洗濯
- 外人になんでそんなにミニマルなのか、って言われる
- この本で今までとは違う見方になるんじゃないか
- セカンダリーファンクション
- コーヒーカップ
- ものをつくるのはプロダクトデザイン
- さらに写真も撮る
- どういうふうに見せるのか
- ひとつだけ置くか、たくさんならべるか
- ホンマタカシみたいに撮るか、…みたいに撮るか
- そしてそれをレイアウトする
- 表紙、布に印刷した
- グレーに見えること、そこに空気があること
- 作品についての理由を語りたがらない、でもみんなは知りたがっている ブルーノ
- 傘立て、そこに溝があれば人はそこに傘をたてる
- アフォード
- ガールフレンドとドライブに行って、買ったコーヒーを買ってどこにおくか
- 車のルーフ、高さがちょうどいいこと、アフォードしてる
- 考えないでやっていること
- パズルのピース
- ピース考えるか、ピースを抜いた型を考えるか
- ものに集中して考えるか、まわり(環境)から考えるか
- 環境から切り抜く
- デザインの輪郭
- デザイナーは不思議なことを考える
- 深澤さんは、それをきちんと説明できるところがすごい
- ただシンプルなだけじゃなくて、考えている、でもそこは見えないように
- 不完全な完全 imperfect perfection
- プリンターを黒くするか白くするかじゃなくて、ゴミ箱をセットにしてみる
- ふつうプリンターのまわりには、紙がちらばっている
- プリンターの近くにゴミ箱があるのはわかるけど、
- 何枚も印刷して、いいもの1つをピックアップして、いらないものをゴミ箱にいれる
- 失敗作、impoerfect
- CDプレイヤー
- ハイテクなスイッチは使わず、ローテク
- ジャスパーモリソン
- Noticing the Unnoticable
- わからないことがわかる
- 気付くけないことに、気付く
- 門前仲町、赤札堂がお気に入り
- イギリス、パンクっぽくなりがち、でもそうじゃない
- みんなぼくのデザインしたものを見てわらっている、そのものは、それを見てわらっている、その関係
- Centere of awareness
- 意識の中心
- 紅茶の中心、色
- 最初はわからなかった
- 色がそこにあることで、なにかのアクションを期待している
- プリンターと紅茶はわかりにくい
- 小さな達観、見えはじめるとき
- 空気清浄機
- ベンチレーション、壁とかにあるやつ
- たばこを吸うとわかる
- シュレッダー
- ゴミ箱のうえにつければ済む
- 無印のもってるパワー
- どんな見せかたをすればいいかも分かっている
- 奇抜さはなくて、ロジカルでしかもきれい
- 感触の記憶
- 携帯
- じゃがいもうまくむけない
- 水にいれると、つるつるする、そのなかに気持いい鈍角がある
- こどものころに思ったこと、それをいつ出すか、タイミング
- トースター
- 食パンの大きさ
- 食パン、幸せを感じるもの
- あえて食パンを入れた写真、あえてくどく
- どらえもんの非常口
- ばななの皮のパッケージ
- 概念的
- HAPTICっていうのは、五感でよだれを出せばいんだろう ジャスパー
- 触覚性がある -> けむくじゃら、それは違う
- 感覚が記憶に蓄積されている、そこを刺激する
- スパゲティとかの食品サンプルをつくってるところで作ってもらった
- 直接詳しい指示はしなくても伝わる
- へた、重さ、冷えた感覚、ばっちりはまっている
- 中庸、白でも黒でもない、あってもなくてもいいもの
- 一枚しか焼けないトースター
- 機能的ではない
- まずは彼女のために、あとで自分
- 生活のシーン
- 太平洋に誰もいない島をみつけて昼寝してるようなもんですね
- 形やフォルムの合理性だけでなくて、ものと周りの関係、体、脳
- 考え方の鉱脈をみつけた人
- ヨーロッパのひとが見つけたデザインじゃない、デザイン
- テーブルと石、脈絡のないもの
- 理由付けできないこと、生け花、きまった、なにがきまってるのか
- それを探そうとする
- 瞬時に嗅ぎ分けて配置する
- つくったものへの反応
- 輪郭、みんなが見ているものになりかわっている
- 主観はずれる、主観は取りのぞいているから、ずれないはず
- わからないことはない、たまたま、そのときずれているだけ
- アドバタイジング、むずかしい
- アイコンタクト、たくさんのことを喋れない
- イメージやメッセージを消費されないようにする
- 理解されきることはよくない
- 世の中の反応をみつつ、ある意志を持って、考えつづけていく
- コルビジェ、実はよく知らなかった
- 偉大なひとだということは知っていた、今さら調べたりしていいじゃんと思った
- 知識として情報として、理解することではない
- 理解されること、売れること、を意識するのは良くない
- 値段
- 本来、デザインによって値段がかわるっていうのはおかしい
- +-0、量がつくれないので安くできない、無印、安くできる
- バランス
- デザイナーが金額をきめるわけじゃない
- 経済、マネーが世の中をコントロールしている
- 富、お金、そいうものを考えることは重要、そのなかでデザイナーがなにをつくるのか
- ビジネスモデルを考えること、いままで値段がつかなかったものに値段をつけること